2022年10月26日、Research Professional NewsはRishi Sunak新首相が現職と前職者の2人をビジネス・エネルギー・産業戦略省(Department for Business Energy and Industrial Strategy: BEIS)の科学大臣に任命したことを伝えた。
BEISの現職のビジネス担当大臣であるNusrat Ghani議員は留任となったが、前職であるGeorge Freeman氏も再任命された。
両人ともTwitter で任命されたことを報告しており、この役職が2つに分かれるような動きとなった。
Ghani氏は10月26日のTwitter で「再任されBEISで仕事を継続すること」をDNAや衛生、ワクチン、船の絵文字を使ってその喜びを伝えた。「継続は重要であり、科学・投資安全担当大臣に再任したことを嬉しく思う。」と付け加えた。
一方、Freeman氏もTwitter で「Rishi Sunak 首相から新しい政府の科学・技術・イノベーション担当大臣に任命されたことは大変光栄であり名誉なことである。」と述べ、顕微鏡、電気の絵文字を使い、またTwitter の経歴も「科学・技術・イノベーション・宇宙担当大臣」に更新した。
Ghani氏はLiz Trussが首相であった10月3日に科学大臣に就任しJacob Rees-Mogg BEIS大臣の下で国務大臣であった。
Sunak首相とBEISの新しい大臣であるGrant Shapps議員はGhani氏を科学大臣として続投させるが、7月に科学大臣の座を辞任したFreeman氏にも何かしらの職務の一部を任せるようである。
Ghani議員の現在の担当は下記の通り:
- 科学と研究(国内外)
- ホライズン・ヨーロッパの参加
- イノベーション戦略/科学超大国
- 重要な無機物とそのサプライチェーン
- 海事と造船
- 生物科学(ワクチン生産も含む)
- 宇宙戦略(OneWebは含まず)
- テクノロジー、戦略、安全保障
- 人工知能(人工知能局も含む)
- 融合
- 研究開発に携わる人々と文化に対する戦略
- 研究の承認
両人がBEISの国務長官を下記の任務によりサポートする:
- 投資の安全
- 投資に対する長期的な目標に向けた進歩状況の確認とその機会
- 英国リサーチ・イノベーション(UK Research and Innovation: UKRI)
- 英国先進研究イノべーション局(Advanced Research and Innovation: ARIA)
英国が2人の科学大臣を任命したことで、英国学士院(British Academy)の最高責任者であるHetan Shah氏は、Twitter のコメントで「研究開発予算の確保とホライズンヨーロッパへの参加実現に対して都合がいい。」と述べている。
Research Professional News:Ghani and Freeman both say they are new science ministers
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