2022年10月12日、ロンドンの高等教育機関で構成されているLondon Higher は同日に新たに発表されたロンドンの国際教育戦略に関して伝えた。その中には、英国の国際教育輸出増加という次の使命を果たすため、英国の国際教育チャンピオンを支援するため、ロンドンに専任の国際教育チャンピオンを設置することなどの提言が挙げられている。

 
ロンドンは極めて多様性があり、ランキングでは上位を行く高等教育環境があるため、この戦略は、国際教育市場においてどのようにロンドンの求心力を最大に活用し、英国全体の経済成長に貢献するか、様々な関係者に対して助言を提案することを目的としている。

 
この戦略は、特に様々な高等教育機関のタイプやその地域の特別な意味合いに焦点を絞っており、それは提言にも反映されている。政府に対し、ロンドンの国際教育チャンピオンに加えて、新しい単一経路の学生ビザの使用と、大学院留学生のための地域的な対象を絞った情報、アドバイス、ガイダンスを求めている。

 
また、ロンドン市長に対して、戦略はLondon Risk Registerへの潜在的な安全保障の脅威となる研究の緊急追加、国際教育進路を持つ高等教育機関のロンドン全体のカイトマーク（英国規定協会の承認を受けていることを示すマーク）の製作、ロンドンの専用学生寮を留学生が利用できるようにするための確保、最後に、特に留学生に対してロンドンとその機会を推進するだけでなく、キャンペーンを実施するための専門の情報を大ロンドン庁（Greater London Authority: GLA）内に置くことを求めている。

 
また、ロンドンの高等教育機関に対し、戦略では、ロンドンでの実際の生活費に関する最新情報の提供、また、より透明性の維持に努め、世界的な同窓会を活用し、国境を超えた教育（Transnational education: TNE）の提供に関する革新的な考えを持つことを求めている。

 
ロンドンの高等教育の多様性を認識し、この戦略は、教育機関のタイプを基にする4つの進路に分けて提言している。それらは：

1. 大規模研究集約型
2. 現代、技術、職業、専門職大学
3. ロンドンの芸術専門大学
4. ロンドンの科学専門大学

  
報告書にある全ての提言は、英国の教育輸出の増加、ロンドンの研究開発の能力の改善、留学希望者と職員に対する情報の透明性の確保など、成長に関して強く焦点を絞っている。

London Higher：London Higher calls for the establishment of a dedicated International Education Champion for London