【ニュース・イギリス】James Cleverly 氏が教育大臣に就任

 
2022年7月7日、University Business は、Braintree から選出されている議員、James Cleverly 氏が教育大臣に就任したことを伝えた。しかし、どれだけ長く座にいるか不明である。James Cleverly 氏の就任は、 Michelle Donelan 氏が7月7日に教育大臣を辞任したことを受けての就任である。

 
Cleverly 氏は、7月7日の正午まで欧州・北米担当大臣であった。財務大臣に昇進した Nadhim Zahawi 氏に代わって教育大臣に就任した Donelan 氏が、36時間後に辞任した。これは、Boris Johnson 首相に対する大量の閣僚辞任を受けての再編成である。

 
Boris Johnson 氏が、首相としてあと何日、何週間、何か月留まるか不明である。指導者を取り巻く環境がはっきりしていなことを考慮すると、Cleverly 氏もどれだけ教育大臣のポストにいるかは不明である。

 
「祖父が教師で、子供が現在教育制度内で教育を受けている者」であると Cleverly 氏は自身を語った。「大変教育に興味があり、教育大臣に任命されたことを誇りに思う。」と語っている。

 
「保育や試験の結果から、学校白書、Tレベル、その他革命的な技術課題など、抱えている仕事が山ほどある。仕事に取り組むことを楽しみにしており、子供や若者、そして、その家族が引き続きサポートされることを約束し、それが私の取組でもある。」

 
「優秀な託児所、ソシアルワーカー、学校、カレッジ、大学など、全ての機関で働く職員とともに、どのような出身環境であろうと、人々の可能性を実現することを楽しみにしている。」

 
Donelan 氏の辞表書簡では「大量の閣僚の辞任は、Boris Johnson を首相官邸から排除するための正式な方法ではなく、首相を引きずり下ろすただ一つの方法であった。」と述べている。

 
また「私は、(GCSE と A レベルの)結果発表の日が近づくにつれ、教育省に大臣がいなくなることを非常に心配している。」と述べているが、「首相への辞任の懇願後、Donelan 氏は辞任せざるを得なかった。」と結論付けている。

 
Zahawi 氏は、教育大臣を9か月ほど勤め、7月5日に財務大臣となった。7月7日には Johnson 氏に対して辞任を求めている。

 
Donelan 氏は高等・継続教育大臣を2年以上、閣僚として務めた。その後、教育大臣として前任者から引き継いだ。2010年の保守党政権になってから7人の教育大臣が誕生した。

 
7月6日の朝、Will Quince 氏(子供と家庭担当大臣)および Robin Walker 氏 (学校基準担当大臣) は、Chris Pincher 氏のスキャンダルに関する首相の対応を理由に辞任した。これで、新しい教育大臣は3人の大臣席が空席になった機関を管理することになった。2人の教育省の政務次官も辞表を提出し、昼過ぎには技術担当大臣である Alex Burghart 氏も辞任した。


University Business: James Cleverly appointed education secretary


地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
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