また、当該報告書において課題とされたのは以下の通りである。
- 継続的な努力がなければ、2021 年秋学期に大学やカレッジに行くことを望んでいる学生は、Covid-19 の影響を受けた忘れられた集団になる
かもしれない。昨年の進学希望者より可視化されないが、ほぼ間違いなく、同様に悪いもしくはより悪い位置から始まることになる。
恵まれない環境出身の学生が、2021 年の高等教育へのアクセスにおいて支援されることを保証することは、特に大幅な教育の混乱を経験
した学生にとって重要な意味を持つ。 - 最も恵まれた環境出身の学生と最も恵まれない環境出身の学生の間の格差の狭まりの度合は2015 年以降遅くなっている。18 歳人口の増加
(2025年までにおおよそ9 万人の追加の出願者が予測されている)と相まって、これは高等教育および見習い制度の場の潜在的な危機を
示している。
高等教育の場の成長がなければ、競争は激化するだろう。恵まれない環境出身の学生は、より低い学習到達範囲で終わりになる
可能性がより高くなる。18 歳の POLAR4 の Q1 に分類される13.4% の出願者が、2020 年のA レベルの試験で CCC 以下の成績と
なっており、これは恵まれない環境出身の学生の同級生の POLAR4 の Q5 に分類される学生の2 倍となっている。
それゆえ、何も対策しなければ、この潜在的な可能性の危機が、恵まれない環境出身の学生により大きな影響を与える可能性がある。 - よりレベルが高いそれぞれの高等教育機関に毎年70人以上の最も恵まれない環境出身のイングランドの18歳の学生を入学させることで、
ちょうど10 年で UCAS の EME によって強調された格差はほとんど取り除かれる。ただし、現在の進捗割合に基づくと、格差解消には
332 年 かかり、それは 2352 年まで取り除かれない。
なお、大学入試機関 (UCAS) は、2021 年 1 月には学生の選択に重点を置いた2 つ目の報告書をとりまとめる予定となっている。
大学入試機関(UCAS): NCUB’s State of the Relationship Report 2020
地域 | 西欧 |
国 | イギリス |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 政策・経営・行動計画・評価 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
人材育成 | 入試・学生募集 |
統計、データ | 統計・データ |