2021年11月22日、英国大学協会(UUK) は協約(コンコルダート)と合意について発表した。コンコルダートは研究やイノベーションが起こりうる
条件について予測したものである。それは研究者を支援する様々な論点を網羅し、異なる課題や機会に対応して開発されている。UUK はコンコルダートに貢献し、政府や大学がそれらを実施するための手助けをする。
動物を利用した研究
多くの UUK のメンバーは動物を利用した重要な研究に携わっている。これらのメンバーは世界で最も包括的で堅固な規定制度の対象となる。
このような研究は必要不可欠で大きな利益をもたらす可能性があることを認識した上で、UUK は下記の内容を奨励する:
- 開かれた、透明性のある研究活動の実施
- 畜産及び福祉の観点から最善の処置を取る
- 3Rs課題に積極的に取り組む
UUK は英国における動物研究の開放性に関するコンコルダートの管理グループについて協議する。また UUK は調印者でもある。
研究の公正性と不正行為
良い研究とは以下のことによって支えられている。
- 倫理的、法的、及び専門的な枠組み
- 義務と基準
- 誠実および、優れた規定を整備された環境
- 研究者の育成の支援
UUK は「Concordat to support research integrity」に署名しており、これは 5つの高水準の責任 ★ を通じて研究に携わるすべての人々に期待することを設定している。
研究における公的関与
UUK は大学や研究機関への公的関与を定着させる手助けをすることを目的とした「Concordat for Engaging the Public with Research」を支援している。このコンコルダートは公的な関与における既存の優れた実践例を支援、認識、促進することを行っている。
また、研究者による公共的関与の障害となるものを調査するプロジェクトの提携グループを支援する。研究者、大学、研究機関、資金提供者、一般市民の間で議論を促進する機会も求めている。
研究キャリアと支援
英国の研究が成功するかどうかは大学がすべての研究スタッフを惹きつけ、支援し、報酬を与えることができるかにかかっている。UUK は「Concordat to Support the Career Development of Researchers」などのような機関全体の構想に貢献することによって、これを実現する大学を支援する。
研究協約と合意の見直し
UK リサーチ・イノベーション(UKRI)と Wellcome Trust はBasis Socia 社に委託し、様々な協定や合意がどのように研究分野で機能しているかの証拠を集めた。
協約と合意(構想)は研究コミュニティをいくつかの方法で支援しているが、重複している部分もあるため、その適用や影響に一貫性がない。文化、インフラ、スキル、政策、手続きなど英国の研究環境に関する効果についても、総合的な評価はない。
★ 5つの高水準の責任: Concordat to Support Research Integrity
UUK 関連記事:How can we make a real change to research culture in the UK?
英国大学協会(UUK): Concordats and agreements
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