イノベーション戦略を通して、政府は以下のことを行う。

• 年間公的研究開発投資を過去最高の220億ポンドに増加させる。

 

• 政府調達が積極的かつ支援的であることを保証し、革新的な新製品及びサービスのための市場へのルートを提供する。

 

• どのような規制が、英国がイノベーションから最高の価値を引き出すための確固たる地位を築くことを保証するかについて協議する。

 

• イノベーションのあらゆるセクターにも幅広く適用される規制のための一連のハイレベルな基本理念があるかどうかの確認を含む、規制を
  通した最適なイノベーション支援について検討するため Regulatory Horizons Council（RHC）（※）に権限を与える。

 

• 新たな High Potential Individual and Scale-up visa routes を導入し、ハイスキルの世界的に流動的なイノベーションの才能ある人材を
  惹きつけかつ留めるための Innovator route を活性化させる。

 

• あらゆる形態の研究、開発及びイノベーションを行っている英国の組織の状況について評価するために独立したレビューを実施する。

 

• 12ヶ月以内に Innovate UK と英国の国有銀行である英国ビジネス銀行の間にオンライン金融とイノベーションハブを展開させること
  により、革新的な企業のために複雑さを軽減する。

 

• 研究者のための知的財産（IP）教育プログラムを拡充し、自信を持って海外と協力し、海外に輸出し、海外へ投資する革新的な企業及び
  研究者の能力を強化するための国際的な知的財産（IP）サービスを開始する。

 

• 新たなアクションプラン「Standards for the Fourth Industrial Revolution」を発表し、イノベーションが繁栄につながることを可能
  とする基準を推進する。

 

• 成長段階での資金不足に直面する英国のライフサイエンス企業を支援対象とする英国ビジネス銀行のLife Sciences Investment Programme
  を通じて2億ポンドを投資する。

 

• 企業の業績、回復力及び長期的な成長を促進させるHelp to Grow : Management を通じて30,000人の中小企業の上級管理職を支援する。

 
当該戦略は英国が世界的に競争力の高い研究開発及び主力産業、そして英国経済の将来を変革する以下の領域を特定している。

 
「Advanced materials and Manufacturing」、「AI, Digital and Advanced Computing」、「Bioinformatics and Genomics; Engineering Biology」、「Electronics, Photonics and Quantum」、「Energy and Environment Technologies」、「Robotics and Smart Machines」

 
イノベーションシステムのパートナーは政府の野心を実現させるために極めて重要であり、ビジネス大臣は、Innovate UK 及び UK リサーチ・
イノベーション（UKRI）に共有する目的を達成するためこの戦略を実行するように依頼している。

 
政府は、当該戦略の遂行に中心的な役割を果たすすべての大学及び他の研究機関、慈善団体、産業と研究を取り持つセンター群であるカタパルト、
公的セクターの研究施設及び研究・イノベーション機関と協力し取り組む。

 
英国中の革新的な企業がこれらの強みに資本を投下することができるようにするための取組の一環として、5つの先駆的なプロジェクトが UKRI
によって交付される Strength in Places Fund を通じて1億2,700万ポンドを受け取る。

 
Strength in Places Fund に加え、Connecting Capability Fund への2,500万ポンドの資金提供は産学イノベーションを通じたさらなる経済成長
を促進する手助けとなり、産業界、大学及び政府の5,900万ポンドの投資による8つの新たな Prosperity Partnerships は、企業の利益になる変革
をもたらす新たな技術を開発するために科学と工学の力を利用するビジネス主導の研究プロジェクトを立ち上げる。

ビジネス・エネルギー・産業戦略省（BEIS）：　New plans to put UK at front of global innovation race