2021年6月2日、学生局(OfS)は、新たな分析によると、大学の卒業生がロンドンもしくは南東部に住んでいる場合は、給料の高い仕事に就く
確率が最も高いが、高いスキルが必要とされる仕事は、英国中で広く見つけられると発表した。
本日発表された新たな分析では、地域ごとの収入や雇用状況の違いを捉え、いかに大学卒業生の機会が英国中に広がっているかについての状況を
説明している。
例えば、
- イングランドでは、給料の高い(2万3,000ポンド以上稼いでいる)卒業生が最も多く集中している地域は、ロンドン、レディング、スラウ
及びヒースローであり、当該地域では、卒業生の70%が2万3,000ポンド以上稼いでいるもしくは卒業後3年でさらに高いレベルの大学院
に修学している。 - 最も収入が少ない(卒業生の52%が2万3,000ポンド以上稼いでいるもしくは高いレベルの大学院に修学している)地域は、主にミッド
ランド、イングランド北部及び南西部にあり、沿岸部の町は特定の課題に直面している。
当該分析は、全体の収入データがしばしばより広い地域間格差を分かりにくくする傾向がある場合に、異なる学生グループにおけるアウトカムの
比較にも使われている。例えば、黒人の卒業生はより高い給料の仕事の機会がある地域に住む確率が著しくより高いが、白人の卒業生と比較して、
黒人の卒業生は給料の高い仕事に就く確率は低いままである。
- 黒人の学生は、白人の学生と比べて、ほぼ4倍、平均的な卒業生の収入と専門職の雇用の割合が最も高い地域に住む確率がより高い。
これは主にロンドンに住んでいる黒人の卒業生の数による。 - しかしながら、これらの地域に住んでいる白人の卒業生は、2万3,000ポンドを上回る収入を得ているもしくはさらに高いレベルの大学院
に修学に従事している確率が著しくより高く、黒人の卒業生が60%であるのに対し、白人の卒業生は74%である。 - この地域間格差は、全国レベルで大部分は分かりにくくなる。全体的に見れば、黒人の卒業生が58%であるのに対し、白人の卒業生の
60%が2万3,000ポンドを上回る収入を得ているもしくは卒業後3年でより高いレベルの大学院に修学している。
学生局(OfS): New analysis explores local variations in graduate opportunities
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