【ニュース・イギリス】UKRI、コロナ禍における博士課程学生支援の分析結果を公表

 

2021年4月20日、リサーチ・イノベーション(UKRI)UK は、資金提供を行っている博士課程学生に関するコロナ禍における支援の利用状況に
ついてのデータを公表した。各種グループ別、リサーチカウンシル別に分類されたその統計は、当該プログラムのフェーズ1の支援を受けた学生の数
を明らかにしている。当該プログラムは昨年4月に発表された。

 
フェーズ 1 は、2020年3月1日から2021年3月31日の間に資金提供期間が終了したUKRI からの支援を受ける学生に対し最大6ヶ月の支援の延長を
提供した。2020年秋、研究機関は、資金提供を受け、かつ延長を希望する最終年次の学生に対するUKUKRIの調査に協力し、本日のそのレポートが
とりまとめられた。

 
フェーズ1の成果

 
主な結果は以下のとおりであった。

  • 研究機関は、延長を要求できる権利を持つ UK リサーチ・イノベーション(UKRI)からの支援を受ける博士課程学生のおよそ5分の4である5,315件の延長を行った。
  • 授与された延長期間の平均は4.9ヶ月だった。
  • 研究資源や施設へのアクセスの欠如が延長を必要とする理由で最も共通していた(学生全体の82%が理由として挙げていた。)。
  • 延長を必要とする理由として学生全体の17%が介護等の責任の増を挙げていた。
  • 女性、少数民族出身もしくは平均より年齢が高い博士課程学生はややより長く延長を必要としていた。

 
UKRI は、UKRI からの支援を受け、延長を必要とするすべての学生が、研究機関もしくは資金取得者からの支援を申請できるようにするために
2020年11月と2021年3月にその方針を更新した。UKRI からの資金取得者が既存の資金を再配分するために、その柔軟性を高めるとともに、
これらの申請を支援するために1,900万ポンドが充てられた。

 
2021年3月、UKRI は、フェーズ1で配分されなかった700万ポンドをリサーチカウンシル経由で柔軟性が限られている資金に配分し、博士課程
学生が利用可能になると発表した。

 


UK リサーチ・イノベーション(UKRI): 
UK Research and Innovation (UKRI) has today published data on the take-up of COVID-19 support by its funded PhD students.


地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
大学・研究機関の基本的役割 教育
学生の経済的支援 学費、学生向け奨学金