【ニュース・イギリス】英国政府、Horizon Europeへの参加費用として2億5,000万ポンドの補填を発表

 
2021年4月1日、Research Professional News は、英国政府がEUの研究開発プログラムである Horizon Europe への英国の参加費用として
2億5,000万ポンドの追加支援を行うと発表したと報道した。

 
必要とされる残りの7億5,000万ポンドは、UK リサーチ・イノベーション(UKRI)の既存の予算から捻出されることはないと Research Professional News は理解している。

 
新たな会計年度のほんの数日前に行われた待望の発表は、10億ポンドと見積もられた2021/22年の英国の当該プログラムへの参加費用は、国の資金
配分機関であるUKRI から捻出されるかもしれないという懸念の増大の下、行われた。

 
当該セクターの人々が希望を表明した新たな資金の10億円のすべてではなかったが、当該発表はすぐさま専門家に歓迎された。

 
追加の新たな資金2億5,000万ポンドに加え、政府は、2020年の歳出計画案で発表され、政府の優先事項を支援するために配分された4億ポンドが、
当該プログラムの費用を賄うために配分されると述べた。

 
Research Professional News の理解によると、今年の参加費用である残りの3億5,000万ポンドは、英国が Horizon Europe に参加しなかった場合
に備えて検討されていた代替施策の費用を賄うためにすでにビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)に配分された資金から捻出される。

 
「英国の Horizon Europe への参加には、多額の前払金を必要とする。これらの前払金に関わらず、研究開発に対する寛容な枠組により、Horizon
Europe から英国の研究者が受け取る見積額に基づくと公的資金全体は2020/21年に比べ、2021/22年は増えるだろう。」と BEIS は述べた。

 
また、BEIS は、「UKRI を含むパートナー機関の2021/22会計年度の科学予算についてできるだけ早く確認し、最終的な配分が年内に発表される
ときに研究開発支出の内訳を提供する。」と述べた。

 
年間の総額がおよそ20億ポンドに達すると予想される将来の参加費用を政府がどのように賄うかは明確ではない。

 
UKRI の最高責任者である Ottoline Leyser 氏は、「この研究とイノベーションのための追加の資金は大歓迎であり、政府の研究開発支出への
コミットメントを再確認している。UKRI は、現在そして将来にわたる開放的かつ持続可能な知識経済を構築するために我々に委託された多額
の公的投資を最大限活用できるよう政府と研究・イノベーションコミュニティ全体とともに一生懸命取り組むつもりだ。」と述べた。

 


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