2021年2月22日、UK リサーチ・イノベーション(UKRI) は、コロナ禍の影響を受けて研究を行っている博士課程の学生を支援するためのさらなる
取組を発表した。最終年度の学生の延長に使われなかった資金は、他の年のUKRIから支援を受けている学生に利用できるようになる。
また、資金取得者が、必要であれば、その資金を受けている学生のさらなる延長に資金を提供できるようにするため、UKRI は資金取得者により
大きな柔軟性が与えられるよう取組んでいる。
当該取組がどのように行われるかを記載した Dame Ottoline Leyser 教授の公開書簡は、イングランドの大学への新たな1,100万ポンドのブロック・
グラントとともに、博士課程の学生を支援する。
最も支援を必要とする学生への資金提供
2020年4月、4,400万ポンドの緊急資金が、UKRI から支援を受けている最終年度の学生の博士課程学生の奨学金及び授業料の6ヶ月間の延長分を
まかなうために措置された(フェーズ1)。
UKRI からの資金取得者は、コロナ禍で、研究を完了させるために追加の時間が必要になった学生に臨機応変にこのフェーズ1の資金を配分するよう
に求められた。11月、研究機関が最も必要とされる博士課程の学生に支援を提供できるように1,910万ポンドのフェーズ2の資金が配分された。
フェーズ1の資金を受ける資格があるすべての学生が支援を必要としたわけではなかった。UKRI は本日、必要に応じて研究の早い段階から学生への
追加の延長支援ができるよう、ケース・バイ・ケースにより、700万ポンドについて制限を解くことを確認している。
資金の新たな配分及び柔軟性
1,100万ポンドのブロック・グラントのさらなる貢献は、Research England(RE)を通じてイングランドの大学に提供される。これは、それらの
機関が UKRI から資金が提供されていない学生を含む大学院の研究コミュニティを支援するために実行している取組を支援する。
UKRI はまた、UKRI からの資金取得者に対し手紙を書き、トレーニング等に割り当てられた資金を再配置することや、必要な場合は現在の学生の延長に支払うために2021/22年の採用を減らすことについて協議するとともに、さらなるガイダンスを春先に発表する予定である。
UK リサーチ・イノベーション(UKRI): Further action to support doctoral students affected by COVID-19
地域 | 西欧 |
国 | イギリス |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 予算・財政 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
学生の経済的支援 | 学費、学生向け奨学金 |