【ニュース・イギリス】12大学、コロナ禍による財政難のため人員削減を計画

 
2021年2月1日、University Business は、大学組合(UCU)が、コロナ禍による所属機関の財政難のため余剰人員の削減の脅威にさらされている
組合員を支援すると発表したと報道した。UCU は、今学事年度に英国の大学から受け取った12回目の余剰人員の削減の警告となるリバプール大学
に抗議をしている。

 
UCU によると、リバプール大学の経営陣は、健康生活科学学部の47人の教員の職を解くという意向を手紙で現地の UCU の代表者に知らせた。
地域の UCU の代表は、解雇になる可能性はおよそ4人に1人に達すると述べた。

 
UCU は、先週60人の人員削減が今後予測されると明らかにしたレスター大学、34人の人員削減が行われるかもしれないダンディー大学を含む他の
人員削減を計画している11の高等教育機関について把握していると述べた。

 
ロンドン大学とリーズ大学には自主退職スキームがあり、ニューカッスル大学はロンドンキャンパスを閉鎖し、当該キャンパスの職員は北部の
キャンパスに移るか、人員削減を選ぶかを求められている。

 
イーストロンドン大学、セントラルランカシャー大学及びロンドン大学ゴールドスミスもまた教員の人員削減計画を公式に発表している。
ソレント大学、ロンドン大学及びブライトン大学もまた専門職スタッフの小規模な人員削減を計画している。ソレント大学、ブライトン大学
及びウクラン大学ではストライキに賛成する票が投じられた。

 
UCU の Jo Grady 組合長は、「UCU は、余剰人員の削減の脅威にさらされている組合員を支援し、スタッフを失業させ、学生を教員やサポート
スタッフがいない状況にする人員削減を断行しようとする大学と戦うつもりだ。」と述べた。
 


University Business: 12 universities plan job cuts under Covid finance pressure


地域 西欧
イギリス
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