2022年6月23日、教育省(DfE)は2020/21学事年度のイングランド在住の学習者を対象として、継続教育機関(FEPs)と 高等教育機関(HEIs)の参加と達成状況に関する概要を発表した。これは、Higher Level Learners (HLL) に関する第2回目のもので、第1回は2021年10月に2018/19学事年度を調査対象として発行された。
この報告書では、高レベルの学習を 国家資格フレームワーク(NQF) においてレベル4から8に相当する学習としている。資格の対象はAレベルもしくはそれと同等の資格より高いレベルもので、基礎学位、第1学位、博士号など様々な資格取得を目指すものが含まれている。
参加者、登録者、資格所得者の詳細はデータファイルで確認できる。
このシリーズは現在、レギュラーな公式統計となっており、今回の統計は試験的に発表されたものである。DfE は様々な意見を歓迎する。
2020/21学事年度では、イングランドの継続教育機関(FEP)と高等教育機関(HEP)両方で、イングランド出身の高等レベル学習者はイングランドで1,949,985人いた。その内の44%(860,540人)は新入生であった。
2020/21学事年度での高等レベル学習新入生のうち:
•各レベルで学習を開始した割合:
- レベル4:8%
- レベル5:9%
- レベル6:54%
- レベル7:28%
- レベル8:2%
•コースの種類
- 82%:学生局(OfS)公認コース
- 11%:技能訓練制度
- 4%:高等教育機関で教育機関の単位取得のための学習と記録されている。
- 2%:その他の高レベル学習の機関
•機関の種類
- 86%:高等教育機関
- 6%:継続教育カレッジ機関
- 7%:継続教育機関に分類される民間の訓練機関
- 1%:その他の教育機関
2019/20学事年度から2020/21学事年度にかけて、高等レベルの学習を開始したイングランド出身者の総数は12%増加した。主にレベル6とレベル7の OfS の公認高等教育機関の増加とレベル4からレベル7の技能訓練制度の増加が原因とされている。レベル7の入学者は22%増加した。
表
イングランドの機関でイギリス出身者の高レベルな教育機関入学者、レベル別による2015/16学事年度から2020/21学事年度推移
英語圏の高等教育機関への英語圏出身者の入学者数(レベル別)(2015/16~2020/21年度)
教育省(DfE): Higher Level Learners in England
参考記事: University Business “Students on master’s level courses increase 22%, DfE data shows
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