【ニュース・イギリス】欧州委員会委員長 Urusula von der Leyenに公開書簡

 
2022年6月23日、ヨーロッパの指導者に対して政治よりも科学提携を優先することを求める新しいキャンペーンを展開している Stick to Science は、6月22日、同キャンペーンの全ての署名者を代表し、キャンペーンの発起人は欧州委員会(EC) の委員長である Urusula von der Leyen 氏に対して、英国とスイスの参加の遅延が起こったことで、科学にとって重大な問題が生じていることに対して、至急に介入することを要請する公開書簡を提出した。

 
Stick to Science のキャンペーンは、英国とスイスのホライズン・ヨーロッパへの参加を促進するための汎欧州の運動として発足された。署名国は、世界的な課題に直面している現在、欧州における科学、研究、イノベーションの提携がこれまで以上に重要であることを信じている。現在、英国とスイスのホライズン・ヨーロッパへの参加は遅れており、最終的な成果に関して明確な見通しがない。

 
現在の課題が多い政治的な状況の中で、キャンペーンの署名者たちは、欧州委員会のトップレベルでしか解決ができないと理解し、このように Urusula von der Leyen 氏に書簡を提出した。同じような呼びかけを数週間から数か月にかけて英国およびスイス政府にも行ってきている。

 
2022年2月以来、Stick to Science のキャンペーンは、5,600件以上の主要な研究助成金/研究機関、傘下機関、個々の研究者、起業家、イノベーターの声を集めて、政治的な障害のない、ヨーロッパおよび世界レベルの開かれた研究・イノベーションの環境を求めている。世界におけるヨーロッパの地位は、ヨーロッパの研究・イノベーションの繁栄に貢献する強靭な共同研究で、より確固たるものになるであろう。

 
Urusula von der Leyen 氏に送った書簡全文: こちら から


Stick to Science: Open letter to ec president ursula von der leyen


地域 西欧、EU
イギリス、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
国際交流 研究者交流