2022年4月27日、Russell Group は 欧州研究会議(ERC) のアドバンス基金を、英国の主要な研究者45人が獲得したことを伝えた。
アドバンス基金は、研究者がその分野で過去10年以上に重要な研究成果を出しているものに与えられるものである。2021年の基金では6億2,400万ユーロ相当の資金が253人のヨーロッパの研究者に提供される予定である。そのうち5分の1相当のプロジェクトが英国の機関であり、ラッセル・グループ内の機関では38件ある。
この助成金は EU の研究及びイノベーション助成プログラムである「ホライズン・ヨーロッパ」を通して提供されることになっている。昨年締結した 貿易・協力協定(TCA)により、英国と EU は、英国が同プログラムに加盟することを共通の取組として定めた。英国がホライズン・ヨーロッパに加盟することで、これまで国境を超えた前例のない機会へのアクセスと、英国とヨーロッパの提携国に多くの利益をもたらす規模と幅広い資金を提供する。
現在交渉中であるが、英国政府は引き続きホライズン・ヨーロッパの加盟を優先することを表明している。英国政府は UK リサーチ・イノベーション(UKRI)を通して加盟国となることの努力の結果にかかわらず、プログラムに参加できる申請者に対して資金を保証することを発表している。
ラッセル・グループは、英国がホライズン・ヨーロッパの正式な加盟国となることで EU と英国が得られる利益を切り開くよう、できるだけ早く承認されることを期待する。ラッセル・グループ内の18大学で獲得した件数は下記の通り。
- Cambridge :9件
- Oxford :4件
- Bristol: 3件
- Glasgow: 2件
- King’s College London :2件
- Manchester: 2件
- Nottingham: 2件
- Sheffield: 2件
- Birmingham, Durham, Exeter, Imperial College London, Queen Mary, Southampton, Warwick, York :1件
Russell Group: 45 leading UK academics awarded Advanced Grants by European Research Council
地域 | 西欧 |
国 | イギリス |
取組レベル | 国際機関レベルの取組、政府レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 予算・財政 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |
研究支援 | 研究助成・ファンディング |