【ニュース・イギリス】英国は留学生に人気だが、大学からの支援やガイダンスが更に必要である

 
2022年1月13日、大学入試機関(UCAS)は新しい報告書「Where next? The experience of International students connecting to UK higher education」で留学生の英国に対する評価と Covid-19 による出願の影響を取り上げている。それによると、10人中9人(88%)の留学生は、英国を留学先とする上で「非常に良い」または「良い」と肯定的に見ている。

 
留学先として、英国は多くの留学生にとって学習、生活、就職の可能性等、様々な条件を満たしている。調査は Covid-19 の流行している期間中に行われ、77%の留学生は英国の学術的に優れている点を理由として出願している。一方で、半分強(53%)は英国の多様性、多文化の経験、待遇の良さを主な理由としている。

 
英国が留学先となった他の動機として、英国の大学の評判の高さ(47%)、英国在住の願望(45%)、教育と質(全体で43%、学部では36%、大学院では49%が動機として重視したと回答)などがあった。

 
しかし、半分の留学生は新しい学事年度に向けての準備が完全に整っているとは感じておらず、英国で就学までの移行期間における知識や支援に差があることが分かった。留学生が次のステップを考えている間に奨学金、学生寮などの滞在先、雇用の選択肢などについてもっと多くの情報が必要である。 

 
UCAS では 国際教育戦略を支援し、英国の留学渡航先としての価値を上げるため、大学院のコースへの申請において多様性を高める新しい対策を立てているところである。その一環である Myriad by UCAS はウエブサイトから 検索可能 である。
 

 


大学入試機関(UCAS): 
Almost nine out of ten (88%) international students see the UK as a positive, or very positive, place to study.


地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 国際化