【ニュース・イギリス】大学卒求人は Covid-19 以前より20%増

 
2022年1月10日、University Business は 学生雇用者協会(ISE)の調査で新卒の求人が Covid-19 以前より20%増したことを伝えた。

 
この報告書は ISE が実施し、Covid-19 前より英国労働市場が大幅に回復していることがわかる。2022年には新卒求人が22%以上増加すると予想されている。

 
ISE の最高責任者である Stephen Isherwood 氏は、「新卒者の労働市場は依然として競争が激しいが、大学卒業者の求人の上昇は、ビジネスに対する自信と雇用者が学位をどれだけ評価をしているかということを物語っている。」と述べた。

 
今後、最も機会があると予想されている分野は建築環境、エネルギー、エンジニアリングと産業、および健康と医薬である。慈善団体や公共機関は今年の求人が昨年より少なくなると予想されている唯一の分野である。しかし Covid-19 前よりも全体的に求人は増えている。小売業は Covid-19 前の雇用水準にはまだ戻っていない産業である。

 
2021年に新卒採用の競争率は過去最高を記録した。今年は雇用者は昨年の同時期と比べて応募が約50%少なかったと報告しており、特にキャンパスに通えるようになった今でも、キャリアイベントなどに参加することが難しくなっており、これは新卒者の労働市場が学生主導になってきていることを示している。また調査では5人に1人の雇用者は、新卒者の質が前年より落ちていると感じていることが分かった。

 
Isherwood 氏は、「就職活動中の者にとってはよいニュースである。求人が増えたということは、市場が学生主導に戻りつつあるということである。しかし、かなり多くの雇用者が応募者の質の低下を指摘しており、学生はこの現状に甘んじることなく注意すべきである。」と語った。

 


University Business: Graduate vacancies 20% higher than pre-pandemic



地域 西欧
イギリス
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