【ニュース・イギリス】多くの生徒が適切な時期にGCSE(General Certificate of Secondary Education)を受験したことにより、好成績を記録

2014年8月21日、一般中等教育修了資格試験GCSE(※1)で、試験制度大改革後初めての試験結果が公表された。15歳以下の受験者数(※2)は全体で前年度比40%減となったが、そのような中、15歳で受験した生徒の成績は向上、受験生全体の成績においてもA*~Cの取得率が上昇したことが判明した。ニック・ギブ(Nick Gibb)学校改革担当相は、成績結果の向上を受けて、「今年は多くの生徒が各自、適切な時期に受験したようだ」と述べた。
 全体のA*~Cの取得率は68.8(前年度68.1)%、男女別の内訳は女子が73.1%で男子は64.3%となっている。

※1 General Certificate of Secondary Education…一般中等教育修了資格試験。中等教育の達成度を確認する資格試験で、高い順からA*(Aスター=特A)・A・B~G・資格なしまでの評価が与えられる。大学入学には、C以上の成績が求められる。

※2 GCSE対策の勉強は通常2年かけて行われ、それが完了した16歳時で受験するが、希望すれば途中での早期受験も可能である。再受験も可能で、より高い方の成績を取得結果とすることができる。しかし、早期受験により、学習成果を正しく測れない等の問題があり、2013年9月より、学校側がGCSEの結果を学校全体の統計として公表する場合は、生徒の一番初めの受験結果を使用しなければいけないこととなった。

なお、Russell Groupの反応は、以下「URL2」のとおり。

URL1: https://www.gov.uk/government/news/higher-standards-as-thousands-more-take-gcses-at-the-right-time
URL2: http://www.russellgroup.ac.uk/russell-group-latest-news/155-2014/8577-gcse-results-and-trends/
URL3: http://www.theguardian.com/education/2014/aug/21/how-important-are-gcses-when-applying-to-university?CMP=twt_gu

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