【ニュース・イギリス】リサーチ・イングランドが知識交換評価制度の協議を開始

 
2019年1月9日、リサーチ・イングランド(RE:Research England)は知識交換評価制度(KEF:Knowledge Exchange Framework)がどのように機能するかについての詳細な提案書を協議用のものとして公表し、その提案に関して高等教育界の見解を聞きたいとした。
 
この協議は2019年3月14日の正午まで開かれており、イングランドの高等機関はウェブ上の調査項目を記入することで参加できる。
 
KEFの協議文書に挙げられている提案内容は、2017年の産業戦略白書*に示された、KEFについての政府政策の優先事項を実施することを目的としている。
 
また、このKEFについての協議文書は、イングランドの高等教育機関のためにKEFについての最初のやり取りとして、提案された構想と実施計画の詳細を示している。協議されている提案内容は、2018年11月に発表された3つのKEF関係文書を基にしている。それは1:KEFのエビデンス収集呼び掛けへの反応、2:KEFクラスター分析レポート、3:KEFテクニカルノートである。文書の中には前大学、科学、研究及びイノベーション担当大臣のSam Gyimah氏からREの会長であるDavid Sweeney氏への書簡も含まれており、その書簡ではREから大臣への助言事項に示されているようにKEFの作業を進めることが求められている。
 
REでは、2019年2月から4月の間で代表的な高等教育機関とともにKEFの試行を計画している。
 
*最新の産業戦略(Modern Industrial Strategy):2017年11月に英国政府が示した政策文書。
 
RE:Research England launches Knowledge Exchange Framework consultation

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
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