【ニュース・イギリス】ラッセルグループ所属大学の経済効果について

2014年5月20日、ラッセルグループは、「グループ加盟大学による施設・設備投資は、2012学事年度(以下「年度」)から2016年度にかけて多大な経済効果を産み出す」という、民間のコンサルタント会社(BiGGAR Economics※)が行った経済効果に関する調査報告(URL2)を発表した。
報告によると、加盟大学はこの5年で学生寮や医学研究施設、実験室等£90億の整備を行い、この支出額は2012年ロンドンオリンピックと同規模となる。またこれらの整備は£440億の経済効果、£1の整備につき約£5の利益、そして最大10万人分の新しい雇用を創出する。
グループのWendy Piatt理事長は、「我々は、英国経済成長の大黒柱といっても過言ではなく、教育と研究分野だけでなく、新しい雇用の創出、地域社会の活性化を担っている。政府は我々の国への貢献を評価しているが、更なる大きな額の投資を視野に入れてもらいたい。世界的に競争が益々激しくなっている今日、本国でも、他国と同じレベルの投資額が必要である。」

※スコットランドに社屋を構える、マーケティングのプログラミング、戦略、評価などを行っている会社。

URL1: http://www.russellgroup.ac.uk/russell-group-latest-news/155-2014/8563-the-economic-impact-of-russell-group-universities/
URL2: http://russellgroupcms.hyperneph.com/sites/russell-group/uploads/Economic-impact-of-the-Russell-Group_1.pdf
URL3: http://www.timeshighereducation.co.uk/news/russell-group-capital-spending-comparable-to-2012-olympics/2013424.article

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
社会との交流、産学官連携 社会貢献