【ニュース・イギリス】スコットランド政府、2021年の大学入学資格試験の中止とコロナ禍におけるガイダンスを発表(1)

 
2020年12月8日、Research Professional News は、スコットランド政府が2021年の大学入学資格試験の中止と、学生に向けて春学期の明確な
ガイダンスを発表したと報道した。
 

スコットランドは、英国の4つのカントリー(非独立国)の中で、来年のすべての大学入学資格試験を中止した最近のカントリーとなる。
また、スコットランドの学生は来学期において、6週間に渡って、時期をずらして大学に戻ることになっている。
 

同日、スコットランド政府の John Swinney 教育大臣は、「イングランドの A レベル試験に相当する Higher Exams の実施は不公平であり、
学生に落ち度はないのにその未来を絶望へと導くことになる。」とスコットランド議会で述べた。
 

さらに、「私は、彼らの学校が Covid-19 に見舞われたかどうかの運・不運に、学生の未来(大学への就学、職業訓練及び就職)を託したくない。」
と述べた。
 

大学入学資格試験の代わりに、成績は学習者の達成度の証拠に基づき教員の判定により授与される。スコットランドは、英国内でウェールズに続き、
来年の大学入学資格試験を中止した2番目のカントリーとなり、英国政府と北アイルランド政府に後に続くよう圧力をかける形になっている。
 

英国の Gavin Williamson 教育大臣は、2021年のイングランドの Aレベル試験は、より寛大な成績判断と試験に出題されそうなトピックを事前
提示することにより実施すると約束している。
 

また、Swinney 教育大臣は、「クリスマスの後、安全にキャンパスに戻ってくる方法を学生及び大学向けに示したガイダンスを公表しており、
学生はそれに基づき6週間に渡って時期をずらして大学に戻るだろう。」とスコットランド議会に述べた。
 

先週、英国政府はイングランドの学生に向けてガイダンスを発表している。当該ガイダンスは、学生が1月4日から5週間に渡り時期をずらして
大学に戻ってくる計画と、クリスマス後に学生に提供する 2回目の Covid-19 の検査プログラム について詳細に述べている。
 


Research Professional News: OfS seeks to encourage students to report poor quality teaching


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