【ニュース・イギリス】イギリス大学の経済への貢献度は24%上昇

2014年4月3日、英国大学協会(UUK:Universities UK)は、英国大学が£730億相当の経済効果を生み出しており、前回調査した2009年の£590億と比較して24%上昇となったと発表した。
UUKの最新の調査結果(2011学事年度対象)(URL2)によると、

・英高等教育機関は直接的、また乗数効果によって£730億を産出した。

・英高等教育機関は2011年の国内GDPのうち2.8%貢献(2007学事年度は2.3%)、75万7268人分相当のフルタイムの雇用を産出。

・全体として£107億の「輸出収入」(英国外からの収入)を産出。これは、英国以外のEU圏内国及びEU圏外国の学生の、英国における生活費や交通費等£49億の支出を含めている。

・英大学が受けた公的機関からの歳入は半分以下であった。

クリストファー・スノードンUUK理事長は以下のように述べている。
「GDPと雇用産出の両面で、英大学が英国経済に益々大きな貢献を果たしているのは明らかであり、海外からも大きな投資対象となっている。大学は経済への貢献のみならず、個人の可能性を広げ、また社会的、文化的に、美術、音楽、スポーツその他を通して、地域を活性化させてもいる。2015年の総選挙が迫っている中、この報告書はいいタイミングで発表された。政策担当者には、大学が地域社会、雇用、経済においてよりよい影響を与えることができるよう、考慮してほしい。」

URL1: http://www.universitiesuk.ac.uk/highereducation/Pages/EconomicImpactRelease2014.aspx#.U0QcsWco8dU
URL2: http://www.independent.co.uk/student/news/british-universities-contribute-73bn-to-the-economy-in-a-year-9235672.html
URL3: http://www.universitiesuk.ac.uk/highereducation/Documents/2014/TheImpactOfUniversitiesOnTheUkEconomy.pdf

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
社会との交流、産学官連携 社会貢献、産学官連携