【ニュース・アメリカ・フランス】フランスの留学先としての魅力はドイツ・米国・英国を上回る

 
高等教育・留学生サービス・国際可動性促進に取り組むフランス機関のキャンパス・フランス(Campus France)は、市場調査企業のカンター研究所(Kantar Public Institute、英国)と共同で、2017年7月~10月に留学生1万4,245人を対象とした、留学先としてのフランスの魅力に関する調査を実施した結果、留学先としてのフランスの魅力は継続して成長し、64%の学生は、ドイツ・米国・英国よりもフランスを選択すると回答し、留学先としての魅力が高まりつつある国としてフランスよりも支持を得た国はカナダのみであることが明らかにされた。
 
同調査の対象となった留学生の内訳は、

  1. フランスへの留学を計画中(2,528人)、
  2. 現在フランスに留学中(4,876人)、
  3. 過去にフランスに留学(6,841人)、

の3つのグループに分けられた。
 
その他の主な結果は以下の通り。

  • 2カ国以上に留学したことがあると回答した学生は全体の32%。
  • フランス以外で最も頻繁に名前の挙がった国は、米国(28%)、ドイツ・カナダ(23%)、英国(22%)など。
  • 回答者の92%は、留学先としてフランスを選ぶことを勧めると回答。
  • フランスに留学中もしくは留学経験のある回答者の88%以上は、質に対する価値観及び指導の質に満足。また、学位に対しては90%が、教育の質に対しては88%がそれぞれ満足し、いずれの項目も2013年及び2011年調査時よりも上昇。
  • 回答者の47%は、カナダ・英国・米国・ドイツのいずれかへの留学も考慮した上でフランスを選択。
  • 留学先の魅力を決定する上で、政治は重要な要因であることが判明。米国への留学の関心は依然として高い一方で、トランプ大統領就任は76%がマイナス要因と回答。また、54%は、英国による欧州連合離脱は留学先としての魅力減少につながったと回答。
  • フランス留学の問題点として挙げられたのは、生活コスト(39%)、大学手続き(46%)、卒業後の就労機会がないこと(42%)など。

 
2018年1月3日
 
The PIE News:France is more attractive for study than Germany, US, UK, survey finds
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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