英国のワーウィック大学(University of Warwick)は2017年12月21日、2015年前半に発表していた、カリフォルニア州サクラメント近郊の寄贈された土地に学生数6,000人の同大学米国キャンパスを建設するという計画の中止を決定した。当該建設予定地には、同大学の前に、ドレクセル大学(Drexel University、ペンシルバニア州)がキャンパス建設を計画していたが、財政的理由で計画を中止していた。
ワーウィック大学は、大学理事会が、財務的な変化と、米国外の大学がカリフォルニア州にキャンパスを設立する上での規制問題などに対する懸念を表明した他、計画が、性質・規模・スケジュールにおいて当初の構想からかけ離れたものとなることから、元々構想していた総合研究主導大学の設立には繋がらないと大学が判断したことを計画中止の理由として挙げている。
同大学は、土地と資金を提供する非営利機関の大学開発財団(University Development Foundation)とのパートナーシップの下で本計画を進めてきた。大学開発財団は、ワーウィック大学との計画が中止されたことは残念としながら、別の高等教育機関との提携に関し楽観的であるとコメントしている。
なお、ワーウィック大学と大学開発財団が発表した計画中止に関する共同声明は、「Joint Statement by The University Development Foundation and The University of Warwick Regarding the Warwick in California Project」で閲覧可能。
2017年12月22日
Inside Higher ED:British University Backs Out of Plans for California Campus
【ニュース・アメリカ・イギリス】英国ワーウィック大学、カリフォルニア州に米国キャンパスを建設する計画を中止
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
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