カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles:UCLA)は、学生グループからの招待を受けていない学外からの講演者に対する警備費の上限を、1学年度あたり10万ドルとする新方針を発表し、2018年5月から暫定的に施行している。
法律専門家らは、同方針に関し、表現の自由を定めた米国憲法修正第1条に則った公立大学としての義務と、物議をかもす講演者を受け入れる際の高額な警備費のバランスを取って策定されたものと評価している。
なお、大学生グループが招待した講演者の警備費は、所定の手続きに従う限りにおいて、制限なく支払うことが確約されている。新規則が適用されるのは、350人以上の参加が予想される大規模イベントに限られるという。
2018年5月24日
Inside Higher ED:A Limit on Paying for Controversial Speakers(新方針[policy]PDFあり)