【ニュース・アメリカ】SAT試験を受験した2021年高校卒業者数、2020年高校卒業者と比較して220万人減の150万人

 
カレッジボードは、2021年高校卒業者による大学進学適性試験「SAT」の受験状況を発表した。これによると、SAT 試験を最低1回受験した2021年高校卒業者数は150万人で、2020年高校卒業者と比較して220万人減となった。これは、新型コロナウイルス感染症パンデミックによる試験会場の閉鎖・定員縮小が原因で、約100万件の試験登録がキャンセルされた。

 
その一方で、平日に在籍する高校でSAT試験を受験した生徒数は、過去と比較しても大きな増減はなかったものの、全体に占める割合は、前年までよりも大きくなった。但し、2021年秋には、生徒からの高い需要に応えて試験会場における定員を増加しており、2022年高校卒業予定者約140万人が既に SAT 試験を受験済みである。その他の主な状況は以下の通り。

  • 平日に高校で実施する SAT 試験を受験した2021年高校卒業者は約95万人で、2020年卒業者の110万人からやや減少。これらの受験生が受験生全体に占める割合は、2021年高校卒業者では62%であったのに対し、2020年卒業者は49%で、2019年卒業者では43%。
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  • 2021年高校卒業者の SAT 試験平均点は1,060点で、2020年卒業者の1,051点をやや上回る。また、2021年卒の SAT 受験者の46%は、読解・作文と数学の両方において、大学準備ベンチマークを超える得点で、2020年卒の SAT 受験者をやや上回る。
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  • 2021年のSAT 準備試験・全米実績奨学金取得資格試験(PSAT/NMSQT) 受験者数は185万人で、2020年の376万人から大きく減少。

なお、年次報告書は、こちら からダウンロード可能。

 
2021年9月15日


College Board: SAT Program Results Capture Impact of COVID on Class of 2021


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アメリカ
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