世界高等教育分析会社のQS社は6月9日、第17回目となる「QS社世界大学ランキング(QS World University Rankings)を発表した。
第1位には、9年連続でマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)が選出され、第2位スタンフォード大学
(Stanford University、カリフォルニア州)、第3位ハーバード大学(Harvard University、マサチューセッツ州)と米国大学が続いた。
上位10大学の内訳は、米国大学5校、英国大学4校、スイス大学1校で、英国大学最高位はオックスフォード大学(University of Oxford)の
第5位となっている。また、上位100大学のうち26大学がアジアに所在する大学で、過去最多となった。
その他の主な結果は以下の通り。
- 本ランキングに登場した米国大学153校のうち、112校は前回から順位を落とし、順位が上がった大学は34校のみ。
- アジアの大学での最高位はシンガポール国立大学(National University of Singapore)の11位。また、中国・清華大学は
過去最高の15位に上昇。 - 中南米大学での最高位はブエノスアイレス大学(Universidad de Buenos Aires、アルゼンチン)の66位で前年から8ランク上昇。
また、メキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México)は第100位で、メキシコの大学が上位100位以内に
ランクインしたのは初めて。 - ロシアとマレーシアの大学のランキングが継続して上昇しており、ロモノーソフ・モスクワ国立大学(Lomonosov Moscow State
University、ロシア)の74位、マラヤ大学(Universiti Malaya、マレーシア)の59位はいずれも過去最高。 - 日本の大学では、東京大学(24位)、京都大学(38位)、東京工科大学(56位)、大阪大学(同率72位)、東北大学(79位)の
5大学が上位100位以内にランクイン。さらに、名古屋大学(同率110位)、九州大学(同率124位)、北海道大学(同率139位)、
早稲田大学(同率189位)、慶応大学(同率191位)を加えた合計10大学が上位200位以内にランクイン。
なお、本ランキングは、こちらから閲覧可能。
6月9日
PRNewswire: QS World University Rankings 2021