【ニュース・アメリカ】OSTPとNSF、米国人工知能研究リソースタスクフォースを立ち上げ

 
大統領府科学技術政策局(OSTP)米国科学財団(NSF)は6月10日、米国人工知能研究リソースタスクフォースの立ち上げを発表した。本タスクフォースは、全米における AI イノベーションと経済繁栄を促進する重要なリソースと教育ツールへのアクセスを拡大するロードマップを作成する。また、同タスクフォースは、「2020年米国 AI イニシアティブ法」で連邦議会から指示されているように、全科学分野のAI研究者及び学生に対して演算リソース・高品質データ・教育ツール・利用者支援へのアクセスを提供する共有研究インフラである「米国 AI 研究リソース(NAIRR)」のブループリント作成・実行を支援する連邦諮問委員会としての役割を果たすことになる。

 
さらに、NAIRR の立ち上げ・維持に関し、技術能力・ガバナンス・運営管理・評価などを含む提案事項と、安全保障・プライバシー・公民権・市民の自由における要件を提供する。連邦議会に対しては、総合的戦略・実行計画に関し、2022年5月に中間報告書、同11月に最終報告書を提出予定である。なお、同タスクフォースは、OSTP のリン・パーカー氏と NSF のアーウィン・ジアンチャンダニ氏が共同議長を務め、それ以外に産学官組織を代表する技術専門家10人がメンバーに選出されている。

 
6月10日


The White House: The Biden Administration Launches the National Artificial Intelligence Research Resource Task Force


地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究
研究支援 研究助成・ファンディング