大統領府科学技術政策局(OSTP)は10月27日、第1次トランプ政権下における主要科学・技術達成事項をプレスリリースで発表した。
本プレスリリースには、2017年~2020年の科学技術関連成果をまとめた報告書「科学技術における米国のグローバルリーダーシップの前進」
の内容などが含まれているが、成果の冒頭に「新型コロナウイルス感染症パンデミックの終息」が挙げられたことが注目されている。
これに対しては、米国内での感染者数は記録的に増加中で、入院者数増により利用可能な病床数が再度減少しつつあることから、不正確な主張
であると指摘されている。
トランプ大統領は、パンデミックの深刻性に関し、大統領選挙活動中も軽視し続けており、密集度の高い選挙集会を継続して実施するとともに、
感染者増を報じるメディアを攻撃している。
一方、衛生関係者は、冬に近づき状況がさらに悪化する可能性を警告している。米国ではこれまでに新型コロナウイルス感染症感染件数が870万件
以上で、少なくとも22万6,000人が亡くなり、世界最多となっている。
なお、OSTP発表のプレスリリースは、こちら(1) から、報告書は こちら(2) から、それぞれダウンロード可能。
10月27日
Politico: White House science office takes credit for ‘ending’ pandemic as infections mount
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 政策・経営・行動計画・評価 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |