大統領府科学技術政策局（White House Office of Science and Technology Policy：OSTP）は、新型コロナウィルス「COVID-19」の大流行を受けて、新興感染症・21世紀健康脅威常任委員会（Standing Committee on Emerging Infectious Diseases and 21st Century Health Threats）の設立を米国科学工学医学アカデミー（National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine）に要請した。

 
 本委員会は、連邦政府に迅速に関与することが可能な専門家を招集するために中立的フォーラムを提供する。また、国家としての緊急事態への準備・対応に向けた意思決定に科学を導入する方法に関する議論の場となり、過去の取り組みからの教訓・ベストプラクティスの検証や、誤報対応への戦略検討などを行う。

 
 同委員会は、新興感染症、公衆衛生、公衆衛生準備・対応、臨床ケア、ケア・リスク・コミュニケーション・規制問題の危機基準などの分野における専門家で構成される。さらに、常任委員会とは別に委員会を指定して、コンセンサス研究でより詳細を検証すべき問題の検討も行うことになる。
 

National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine：　
White House Requests National Academies Standing Committee on Emerging Infectious Diseases and 21st Century Health Threats in Response to Spread of Coronavirus

 
2月28日