【ニュース・アメリカ】OSTP、サイエンス・インテグリティ(研究公正)タスクフォース作成の報告書を発表

 
大統領府科学技術政策局(OSTP)は1月11日、サイエンス・インテグリティ タスクフォース 作成の報告書「政府における サイエンス・インテグリティ保護」を発表した。本報告書は、バイデン大統領が2021年1月27日に発表した「サイエンス・インテグリティ 及び エビデンスに基づく政策立案を通した政府の信頼回復に関する覚書」において、的確且つエビデンスに基づく政策立案の確保と一般による政府の信頼回復を要請したことに応えて作成されたものである。

 

OSTP の エリック・ランダー 長官は、本報告書に関し、米国政府における科学・科学者・技術の保護に関する連邦政府による総合的評価と、あらゆるレベルでの意思決定が干渉されることなく科学情報に基づくものとすることを要請した 政府全体の明確な政策綱領 とした。主な内容は以下の通り。

  • サイエンス・インテグリティ 違反は、連邦政府による科学事業の規模と比較すると少数ではあるものの、連邦政府による意思決定及び、科学に対する一般からの信用を顕著に損なう可能性あり。
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  • 既存の連邦政府 サイエンス・インテグリティ政策は、過去の大統領令に対応するものであるが、科学の遂行・管理・コミュニケーション・利用における不適切な影響を阻止するために強化する必要あり。
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  • サイエンス・インテグリティ を支持するためには、①研究プロセス・成果に関するさらなる透明性、②省庁が発表するデータ・情報に関する明確な指標、③ハラスメント・差別のない安全且つ公平な職場を促進する政策、などといった他の政策分野にも配慮する必要あり。

なお、本報告書は、こちら からダウンロード可能。

 
1月11日


The White House: White House Office of Science & Technology Policy Releases Scientific Integrity Task Force Report


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