【ニュース・アメリカ】NSSE、大学の規模や難易度は、学生の関与や教員との交流にほとんど影響しないとの調査結

米国学生関与調査(National Survey of Student Engagement:NSSE)は2014年11月20日、米国の4年制大学622校に在学する大学1年生及び4年生約35万5,000人を対象に実施した、大学における様々な経験に関する調査報告書「大学に重点を置く ~2014年年次結果~(Bringing the Institution into Focus – Annual Result 2014)」(URL1)を発表した。本報告書によると、学生の大学生活における経験や教員との交流は大学によって様々で、大学の規模や入学難易度にはほとんど左右されないことが明らかになった。主要な調査結果は以下の通り。

・全般的には黒人及びラテン系学生の他者との交流の質は白人学生よりも低いとの結果が出ているものの、大学によっては逆の場合、または両グループの格差がない場合もあり

・大学1年生がアカデミック・アドバイザーと面談する回数は、大学が大学生に提供する支援環境に対する学生の認識と正の相関関係にあり

・学習に基づくソーシャル・メディア利用は、学生の関与に関する全基準と正の相関関係にあり

・平均すると、教員は授業のために費やす時間の比重が研究などよりも高く、フルタイム教員の場合、週平均9時間を授業準備、10時間を授業、17時間を採点や授業外での学生との活動など授業関連作業に費やす

URL1: http://nsse.iub.edu/NSSE_2014_Results/pdf/NSSE_2014_Annual_Results.pdf
URL2: http://nsse.iub.edu/NSSE_2014_Results/pdf/NSSE_AR_2014_Press_Release.pdf

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
人材育成 入試・学生募集、学生の多様性
統計、データ 統計・データ