米国科学財団と米航空宇宙局は、宇宙気象予報能力改善を目的とする「定量化された不確実性を含む宇宙気象」プログラムを立ち上げた。
本プログラムは、宇宙気象モデリング分野における最新の統計分析と高性能コンピューティング手段を向上させるために、様々な科学分野
からのチームを集結させるものである。今回、NSFとNASAは、研究プロジェクト6件に対し、総額1,700万ドルを3年間に亘って助成すること
を発表している。
各プロジェクトは、複数の大学・国立研究所・企業が関与する共同研究で、連邦政府省庁及び国際的協力機関との関係を構築し、キャリア早期の
研究者に訓練機会を提供することになる。
選出されたプロジェクトは以下の通り。
- アラバマ大学が主導し、NSFとNASAが共同で支援を提供する「太陽大気と内部太陽圏のデータ駆動モデルを使用した
宇宙気象予測の向上」 - ミシガン大学が主導し、NSFが支援を提供する「次世代宇宙気象モデル枠組」
- ミシガン大学が主導し、NASAが支援を提供する「柔軟性あるコミュニティに基づく上層大気アンサンブル予測システム」
- マサチューセッツ工科大学が主導し、NSFが支援を提供する「構成可能な次世代ソフトウェア枠組」
- コロラド大学ボルダー校が主導し、NSFが支援を提供する「地球イオン圏・熱圏システムにおける小規模プラズマ構造の予測」
- コロラド大学ボルダー校が主導し、NASAが支援を提供する「正確且つ信頼性ある不確実性定量化のためのアンサンブル学習」
9月1日
National Science Foundation: NSF and NASA partner to address space weather research and forecasting