米国科学財団(National Science Foundation:NSF)とボーイング社(Boeing)は9月24日、STEM(science, technology, engineering, and mathematics)分野で重要なスキルの訓練促進と、同分野における多様性拡大を目的とした2,100万ドルのパートナーシップを締結し、同社が1,100万ドルを投資することを発表した。これは、多様な人材を取り込むことで米国のイノベーション・リーダーシップ強化を目的としたイニシアティブ「NSF INCLUDES」の一環として行われるもので、ボーイング社は、全米規模で同イニシアティブに貢献する最初の企業となった。
NSFは、ボーイング社から寄付された1,000万ドルを利用して、コミュニティカレッジ・4年制大学・大学院・専門学位レベルでのオンラインカリキュラム考案・開発・実行を支援するほか、NSFの教育・人材局(Directorate for Education and Human Resources:EHR)が、STEM労働者のスキル向上に向けて独自に1,000万ドルの助成を行うことになる。
これに加えて、ボーイング社は、STEM分野に参入する女性の増加に重点を置いたNSFの「ビッグアイデア」イニシアティブに対し100万ドルを寄付しており、これについては、STEM労働者として活躍する女性、特に女性退役軍人に対する支援を中心にNSFが助成を行うことが予定されている。
2018年9月24日
National Science Foundation:Boeing, National Science Foundation announce partnership for workforce development and diversity in STEM
【ニュース・アメリカ】NSFとボーイング社、STEM分野におけるスキル訓練促進と人材の多様性拡大を目的とした2,100万ドルのパートナーシップを締結
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