米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は9月6日、STEM分野への参加者を拡大することにより、同分野における米国のリーダーシップを強化するための全米ネットワークを構築する「NSF INCLUDES」プログラムの下で、NSF INCLUDES連合5組と調整ハブ1機関を採択した。
NSF INCLUDES連合は、産学官セクタ全体におけるステークホルダー間でのパートナーシップ構築、参加者拡大のための有望な実践や有用なデータの共有、研究を通したSTEM（science, technology, engineering, and mathematics）分野への参加拡大を基盤とする知識への貢献、パートナー間でのコミュニケーション及びネットワーキングを支援する枠組みの構築などを行うことになる。
また、調整ハブは、NSF INCLUDES全米ネットワークを構築・維持するために必要な活動を促進し、全米ネットワーク全体の骨格としての機能を果たすことになる。今回、調整ハブに選出されたのは、非営利研究機関のSRIインターナショナル（SRI International）である。また、NSF INCLUDES連合に選出されたのは、
- ウエストバージニア大学研究公社（West Virginia University Research Corporation）を含む5組織が主導する「ファースト2拡大STEM成功ネットワーク（Expanding the First2 STEM Success Network）」、
- テキサス大学エルパソ校（University of Texas at El Paso）が主導する「ヒスパニック系学生受入大学コンピューティング連合（Computing Alliance of Hispanic-Serving Institutions）」、
- コロラド大学ボルダー校（University of Colorado at Boulder）を含む2組織が主導する「STEMコア拡大（STEM Core Expansion）」、
- 南カリフォルニア大学（University of Southern California）を含む4組織が主導する「包括的大学院教育ネットワーク（Inclusive Graduate Education Network）」、
- 公立・ランドグラント大学協会（Association of Public and Land-Grant Universities）を含む6組織が主導する「包括的且つ多様なSTEM教員米国連合（National Alliance for Inclusive and Diverse STEM Faculty：NAIDSF）」、
の5組である。
2018年9月6日
National Science Foundation：NSF INCLUDES takes major step forward with new awards
