米国科学財団(NSF)は9月17日、NSF の「競争研究を刺激する確立されたプログラム(EPSCoR)」トラック2を通して、同プログラムの15の対象地域に含まれる研究機関合計20組織が取り組む研究プロジェクト9件に対し、総額約4,000万ドルを助成することを明らかにした。EPSCoR 助成は、NSF 及び国家が優先する科学重点分野において、組織横断的に協力する研究者チームの構築を目指すものである。「経済成長確保を目的とした、未来産業に向けた先進研究」に重点を置く、2021年の助成受給プロジェクトは以下の通り。
- カンザス大学、デラウェア大学、ピッツバーグ州立大学(ペンシルバニア州)が協力する「再生・再利用可能なポリマーの先進製造」
- アイオワ大学とカンザス大学が協力する「再生可能エネルギー産業の未来に向けたクリティカルマテリアル利用可能性:アイオワ州とカンザス州におけるクリティカルマテリアルと地下水資源」
- ハワイ大学とアイオワ大学が協力する「作物の改良を支持するゲノム工学(GETSCI)」
- バーモント大学、バーモント工科大学、メイン大学が協力する「EPSCoR 管轄区における経済成長を確保するための未来産業に向けた研究振興:インフラシステムを伴う先進無線統合」
- サウスカロライナ大学とウエストバージニア大学が協力する「未来製造業に向けた工場間ネットワーキングの実現」
- ルイジアナ大学ラファエット校、、ニューメキシコ州立大学、ウエストバージニア大学が協力する「3州における二酸化炭素管理のための製造業研究所(TRIMMing CO2)」
- ルイジアナ州立大学とデラウェア大学が協力する「二酸化炭素電解槽の耐久性と効率性に関する基本的洞察」
- アイダホ大学とオーバーン大学(アラバマ州)が協力する「3D プリントを通した建設・工学・建設用循環バイオベース枠組みの開発」
- ノースダコタ州立大学、ネバダ大学ラスベガス校を含む5大学が協力する「未来産業に向けた持続可能エネルギーインフラネットワークに関する人工知能など」
2021年9月17日
National Science Foundation: EPSCoR jurisdictions receive NSF investment to build R&D capacity and education
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |
研究支援 | 研究助成・ファンディング |