【ニュース・アメリカ】NSF、BIGDATAプログラムにおいて主要クラウドプロバイダのアマゾン・グーグル・マイクロソフトの各社と提携

 
米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2018年2月7日、「ビッグデータ科学・工学の基礎と応用の進歩のための重要な技法・技術・手段(Critical Techniques, Technologies and Methodologies for Advancing Foundations and Applications of Big Data Sciences and Engineering:BIGDATA)」プログラムを通して、データ科学工学研究に新たに約3,000万ドルを助成することを明らかにした。
 
BIGDATAプログラムは、コンピュータ科学・統計学・計算科学・数学分野における新たな研究と、社会・行動科学、教育、生物学、物理科学、工学などを含む様々な領域における知識の強化を目的としてデータ科学を活用する革新的な応用のための取り組みを支援する。
 
NSFによる新たな助成は、アマゾンドットコム社(Amazon.com)の「アマゾン・ウェブサービス(Amazon Web Services:AWS)」、グーグル社(Google)の「グーグル・クラウドプラットフォーム(Google Cloud Platform:GCP)」及び、マイクロソフト社(Microsoft)の「マイクロソフト・アジュール(Microsoft Azure)」からの支援と組み合わされ、これらの企業は、2018年から3年間に亘り、BIGDATAプロジェクトに関連するクラウドリソースに、最高300万ドルの助成を約束している。
 
NSFとこれらの主要クラウドプロバイダとの間での新たな協力は、イノベーションを促進し、大規模での計算・保存・分析のためのプラットフォームを提供することになり、BIGDATAプロジェクトに対し、クラウドベースの保存・計算のアクセスを提供する「クラウドクレジット(cloud credit)」が提供される。
 
なお、2017年度に選出されたプロジェクトには、カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)が主導する「拡大可能且つ解釈可能な機械学習 ~生物科学における機械論的モデリングとデータに基づくモデリングの橋渡し~」などが含まれる。
 
2018年2月7日
 
National Science Foundation:Leading cloud providers join with NSF to support data science frontiers

 

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