【ニュース・アメリカ】NSF、米国の計算研究インフラ最新化のために時価3,000万ドルのスパコン「スタンピード2」を寄贈

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2017年7月28日、世界トップレベルのスパコンの1つである時価3,000万ドルの「スタンピード2(Stampede2)」をテキサス大学オースティン校(University of Texas at Austin)のテキサス先進コンピューティングセンター(Texas Advanced Computing Center:TACC)に寄贈した。

 
今後、全米の研究者・教育者数万人に開放される「スタンピード2」は、全体のメモリ、保存能力、帯域幅、及びシステム性能が、前バージョンのスタンピードシステムの2倍以上でありながら、電力消費量と必要となる物理的スペースは約半分になるという。「スタンピード2」には、2017年夏に更なるハードウェアとプロセッサが加えられる予定で、これによって18ペタフロップス(1秒あたり1京8,000兆の数学演算)の処理が可能となり、全機能の運用が可能となる2017年秋には、デスクトップコンピュータ10万台分の処理能力を有することになる。

 

National Science Foundation:NSF-funded supercomputer Stampede2 forges new frontier in advanced computing

地域 北米
アメリカ
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