米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は8月4日、工学研究センター（Engineering Research Center：ERC）4センターの新設を
発表した。これらは、

1. 細胞・組織・器官・生命体の生存能力延長、
2. 電気自動車用の持続可能なインフラ設計、
3. 量子インターネットの構成要素の考案、
4. 精密農業の実現、

に重点を置くことになる。
 
 新設されたERC各センターは、

1. ミネソタ大学（University of Minnesota）が主導する「生物系保護先進技術工学研究センター（Engineering Research Center for Advanced Technologies for Preservation of Biological Systems）」
2. ユタ州立大学（Utah State University）が主導する「車道電化動力インフラによるサステナビリティ推進工学研究センター（Engineering Research Center for Advancing Sustainability through Powered Infrastructure for Roadway Electrification）」
3. アリゾナ大学（University of Arizona)が主導する「量子ネットワーク工学研究センター（Engineering Research Center for Quantum Networks）」
4. ペンシルバニア大学（University of Pennsylvania）が主導する「精密農業用IoT（モノのインターネット）工学研究センター（Engineering Research Center for the Internet of Things for Precision Agriculture）」

の4つで、NSFは、今後5年間で総額1億400万ドルをこれらのセンターに拠出する。

 
8月4日
 

National Science Foundation：　New NSF engineering research centers focus on health, transportation, quantum tech and agriculture