【ニュース・アメリカ】NSF、新たに立ち上げたNSF米国人工知能研究所11組に対し、5年間に亘って各約2,000万ドルを助成

 
米国科学財団(NSF)は7月29日、人工知能(AI)ベースの技術に重点を置いた研究に取り組む NSF 米国人工知能研究所11組を新たに立ち上げ、各研究所に5年間に亘って約2,000万ドルを助成することを発表した。これは、2020年に発表された最初の7組を基盤とするもので、全米40州とコロンビア特別区の研究機関が関与する。NSFが主導する本プログラムは、農務省傘下の 米国食品農業研究所国土安全保障省グーグル社、アマゾン社、インテル社アクセンチュア社などとのパートナーシップの下で運用される。

 
これらの研究所は、①人間とAIとのインタラクションと協力、②最適化の進歩に向けた AI、③AI とサイバーインフラの進歩、④コンピュータ・ネットワークシステムにおける AI、⑤動的システムにおける AI、⑥AI 拡張学習、⑦農業・森林システムにおけるAI主導型イノベーション、という7つの分野においての研究に取り組むことになる。なお、選出された研究所には、ジョージア工科大学が主導する「NSF ネットワークグループのための協力的支援・迅速対応 AI 研究所(AI-CARING)」や、カリフォルニア大学サンディエゴ校が全米の大学5校と協力して主導する「NSF 学習可能最適化規模拡大 AI 研究所」などが含まれる。

 
2021年7月29日


National Science Foundation: NSF partnerships expand National AI Research Institutes to 40 states


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