2018年8月7日、米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は実用的量子コンピュータ開発を促進するために、「量子共同設計のためのソフトウェアに合わせたアーキテクチャ（Software－Tailored Architecture for Quantum co－design：STAQ）」プロジェクトの下で、5年間に亘り総額1,500万ドルを助成することを発表した。
「STAQ」には、デューク大学（Duke University、ノースカロライナ州）、マサチューセッツ工科大学（Massachusetts Institute of Technology：MIT）、タフツ大学（Tufts University、マサチューセッツ州）、カリフォルニア大学バークレー校（University of California, Berkeley）、シカゴ大学（The University of Chicago、イリノイ州）、メリーランド大学（University of Maryland）、ニューメキシコ大学（The University of New Mexico）の物理学者・コンピュータ科学者・エンジニアらが、以下の目標の達成に向けて取り組みを行う。
- 難易度の高い演算を解くために十分な数の量子ビットを備えた量子コンピュータの開発。
- 全ての量子ビットがシステム内の他の量子ビットの全てと相互作用する状態の確保。
- ソフトウェア・アルゴリズム・デバイス・システム工学の統合。
- 実験主義者・理論家・エンジニア・コンピュータ科学者からの意見を平等に包含。
National Science Foundation：NSF launches effort to create first practical quantum computer
