米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は、助成対象となる研究テーマについて一般からアイディアを求めるコンペ「2026年NSFアイデアマシン(The NSF 2026 Idea Machine)」の実施を発表した。
具体的には、科学及び社会に役立つ可能性があり、独創的且つ重要な研究のアイディアについて、2018年8月31日よりオンライン上での受付を開始することとなっており、研究者から高校生など、誰でも応募が可能である。唯一の制限は、NSFが支援できる科学領域の研究テーマであること、特定プロジェクト(がん治療や有人火星探査等のようなもの)ではなく、NSF全体に関係し、幅広いコミュニティに関与するような、包括的なテーマとすることを奨励している。
NSFは応募されたアイディアの中から30件程度を選出し、これらの応募者に対し、一般向けの動画提出を要請することになる。これらの動画は公開され、一般からのコメント募集が行われた後、これらのコメントを勘案しつつ、諮問委員会が動画を提出した応募者の中から上位十数組との面談を行い、数組の最終候補者を選出する。最終的な入賞者の選出は、NSFが2019年夏に行う予定である。入賞者に対しては賞金が贈られる予定であるが、額等については今後決定される。
なお、本コンペの詳細は、以下より閲覧可能。
National Science Foundation:The NSF 2026 Idea Machine!
2018年7月13日