【ニュース・アメリカ】NSF、保健・エネルギー持続可能性における国家的問題への対応を目的とした新たな工学研究センター4センターに総額約8,000万ドルを助成

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2017年9月12日、保健及びエネルギー持続可能性における国家的問題への対応を目的とした新たな技術プラットフォームを構築するために、新たな工学研究センター(Engineering Research Center:ERC)4センターに対し、総額約8,000万ドルを助成することを明らかにした。

 

これら4つの学際的工学研究センターは、今後5年間に亘り、工学専攻大学院生の育成を通して、新たな知識とハイテクイノベーションを創出すると共に、米国経済の振興、国家安全保障の推進、および世界における米国競争力の構築につなげるような方法で、既存産業を変革させるための取り組みを行うことになる。

 

選出されたセンターは、

パデュー大学(Purdue University、インディアナ州)が主導して、シェールガスから抽出された燃料に関する研究に取り組む「アルカン資源の革新的・戦略的転換工学研究センター(Engineering Research Center for Innovative and Strategic Transformation of Alkane Resources:CISTAR)」
ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)が主導して、生体細胞に基づく治療法に関する研究に取り組む「細胞製造技術工学研究センター(Engineering Research Center for Cell Manufacturing Technologies:CMaT)」
ボストン大学(Boston University、マサチューセッツ州)が主導して、個々に合わせた心臓組織に関する研究に取り組む「細胞メタマテリアルのためのナノシステム工学研究センター(Nanosystems Engineering Research Center for Cellular Metamaterials:CELL-MET)」
テキサスA&M大学(Texas A&M University)が主導し、不利な立場にある人々のための保健システムに関する研究に取り組む「不利な立場にある人々のための精密先端技術・保健システム工学研究センター(Engineering Research Center for Precise Advanced Technologies and Health Systems for Underserved Populations:PATHS-UP)」

の4センターである。

 

National Science Foundation:Four new NSF Engineering Research Centers will advance US health, energy sustainability

地域 北米
アメリカ
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