【ニュース・アメリカ】NSF、人間と技術との相互作用の視点から労働者の認知・身体能力を進歩させるための研究プロジェクト26件に総額約2,500万ドルを助成

 
米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は11月5日、人間と技術との相互作用の視点から、労働者の認知・身体能力を進歩させるための研究プロジェクト26件に対し、総額約2,500万ドルを助成することを明らかにした。
 
本助成は、2016年にNSFが発表した「将来の投資に向けたビッグアイデア10件(10 Big Ideas for Future Investments)」の1つである「人間技術フロンティアにおける仕事の未来(The Future of Work at the Human Technology Frontier:FW-HTF)」の下で拠出され、採択された研究プロジェクトは、

  1. 社会的理解・相互作用モデル、
  2. 指導と学習、
  3. 判断におけるバイアス、
  4. 注意・記憶、

などを含む人間の認識力を強化するための基盤を提供するものとなる。
 
また、埋込式知的認識補助や、人間の認知・身体能力強化のための機会知能活用システムなどの分野を進歩させるための取り組みも行われ、このようなインタラクティブ・サイバー物理システムには、ロボット、外骨格、仮想現実・拡張現実などが含まれる。各プロジェクトは、3~5年間に亘り、75万ドル~300万ドルの助成を受給する。なお、選出されたプロジェクトには、ジョンズホプキンス大学(Johns Hopkins University、メリーランド州)が主導する「医学的意思決定のための人間・機械チーム」などが含まれる。
 
2018年11月5日
 
National Science Foundation:NSF announces awards to shape the human-technology partnership for the well-being of workers and their productivity

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
レポート 海外センター
研究支援 研究助成・ファンディング