2018年8月7日、米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は多様性を拡大しながら最新マテリアル研究を促進させることを目的として、マイノリティ受入大学（Minority serving Institution：MSI）と最先端研究機関から構成されるマテリアル研究パートナーシップ8組に対し、「マテリアル研究・教育パートナーシップ（Partnerships for Research and Education in Materials：PREM）」助成として総額約400万ドルを付与することを明らかにした。

PREMパートナーシップは、マテリアル研究を専攻するマイノリティに対し、学位取得・就職・雇用維持における支援を提供するもので、多様な若年科学者・エンジニアに対し、マテリアル研究分野に留まることを奨励している。また、今回選出された助成受給機関は、前年までよりも1年長い6年間に亘って支援を受けることになる。

選出された研究パートナーシップには、テキサス大学エルパソ校（The University of Texas at El Paso）とカリフォルニア大学サンタバーバラ校（University of California, Santa Barbara）のエネルギー・バイオマテリアルセンター（Center for Energy and Biomaterials）や、タスキギー大学（Tuskegee University、アラバマ州）とネブラスカ大学リンカーン校（University of Nebraska－Lincoln）によるマルチフェロイック高分子ナノ複合材料研究・教育パートナーシップ（Partnership for Research and Education in Multiferroic Polymer Nanocomposites）などが含まれる。

National Science Foundation：NSF awards forge partnerships between minority－serving institutions and leading research facilities