【ニュース・アメリカ】NSF、「EPSCoR」研究インフラ改善トラック2投資戦略の下で研究プロジェクト11件に総額5,500万ドルを助成

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2016年8月22日、NSFの「競争的研究促進のための実験的プログラム(Experimental Program to Stimulate Competitive Research:EPSCoR)」の研究インフラ改善(Research Infrastructure Improvement:RII)トラック2(Track-2)の下で、脳に関する基本的疑問点を取り扱い、食品・エネルギー・水システムの交点における新たなイノベーションを開発する研究能力の構築を目的として、研究プロジェクト11件に対して4年間に亘り総額5,500万ドルを助成することを明らかにした。RIIトラック2は、研究機関間での共同研究を通じて米国の研究力を強化するもので、研究機関27組織を支援することになる。今回選出された研究プロジェクトは、脳に関する基本的疑問点を取り扱う研究では、ルイジアナ技術大学(Louisiana Tech University)が主導し、ルイジアナ・アーカンソー・アラバマ州の研究機関が協力する「脳の調査と理解 ~発作及び記憶系のミクロ・マクロ力学~(Probing and Understanding the Brain: Micro and Macro Dynamics of Seizure and Memory Networks)」を含む4件が、一方、食品・エネルギー・水システムの交点に関する研究では、マレー州立大学(Murray State University、ケンタッキー州)が主導し、ケンタッキー・ウエストバージニア州の研究機関が協力する「生態系維持のためのネクサスの検知・教育(Sensing and Educating the Nexus to Sustain Ecosystems:SENSE)」を含む7件が、それぞれ選出された。

 

National Science Foundation:NSF announces $55 million toward national research priorities

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