米国科学財団（National Science Foundation：NSF）は2016年10月5日、食品・水・衛生・緊急対応などといった相互に関連し合う重要なインフラの許容力・回復力を改善するために、これらのインフラの理解及び機能性の促進を目的として総額2,270万ドルを助成することを発表した。本助成は、自然・技術・人間によって引き起こされた危機に立ち向かう中で、設計・運用・維持管理・サービス回復などにおける問題を対象としたものである。同助成は、「重要且つ回復力ある独立インフラシステム・プロセス（Critical Resilient Interdependent Infrastructure Systems and Processes：CRISP）」プログラムを通じて支給されるもので、2015年に支給されたNSFの「CRISP」助成を基盤として、新たなプロジェクト15件（総数28件）が受給プロジェクトとして選出された。同助成資金は、NSFの工学局（Directorate for Engineering：ENG）、コンピュータ・情報科学工学局（Directorate for Computer＆Information Science＆Engineering：CISE）、及び、社会・行動・経済科学局（Directorate for Social, Behavioral＆Economic Sciences：SBE）から拠出される。

なお、「CRISP」助成を受給するプロジェクトのリストは、以下より閲覧可能。
National Science Foundation：NSF Award Search: Advanced Search Results

National Science Foundation：NSF awards $22.7 million to strengthen nation’s infrastructure