【ニュース・アメリカ】NSF、「BDスポーク」プロジェクト10件に総額1,000万ドルを助成

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2016年9月28日、ビッグデータ地域イノベーションハブ(Big Data Regional Innovation Hub:BD Hub)によって指定された特定のテーマに関する研究を行うために、ビッグデータ適用の進歩を目的とした「ビッグデータ・スポーク(Big Data Spokes:BD Spokes)」プロジェクト10件を選出し、総額1,000万ドルを助成することを発表した。これらのプロジェクトが研究するテーマは、プレシジョン農業から個々に合わせた教育まで様々で、米国の中西部・北東部・南部・西部の4地域のコンソーシアムを代表する4つのBDハブ独自の優先事項及び能力を反映したものとなる。また、NSFは、米国のビックデータ・イノベーション・エコシステムを支援するために、計画に向けた取組みに対し、「探索的研究のための初期概念助成(Early-Concept Grants for Exploratory Research:EAGER)」としてさらに100万ドルを助成することを明らかにした。今回選出された「BDスポーク」プロジェクトは、北東部BDハブの下でマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)、ブラウン大学(Brown University、ロードアイランド州)、及びドレクセル大学(Drexel University、ペンシルバニア州)が主導する「データ共有のためのライセンシングモデルとエコシステム」を含む10件である。一方、「EAGER」助成を受給するプロジェクトには、中西部BDハブの下でネブラスカ大学(University of Nebraska)が主導する「橋の健全性のためのビッグデータ・イノベーション」を含む10件が選出された。

 

National Science Foundation:Connecting data scientists with regional challenges

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
研究支援 研究助成・ファンディング