【ニュース・アメリカ】NSF、「収束加速」パイロットプログラムの下で総額3,900万ドルを受給する研究プロジェクト43件を選出(9月10日)

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は、「収束加速(Convergence Accelerator)」パイロットプログラムの下で、研究プロジェクト43件に対して総額3,900万ドルを助成することを発表した。
 
本プログラムは、NSFが定めた研究重点10項目「ビッグアイデア(Big Ideas)」のうち、「データ改革の活用(Harnessing the Data Revolution)」と「人間と技術の最先端における職業の未来(Future of Work at the Human-Technology Frontier)」の2項目に関連するもので、ビッグデータを科学工学に適用し、米国人労働者の生活を改善することを目標として、学際的研究チームを活用して大企業を含めた官民パートナーシップの基盤を構築することを目指すものである。
 
本パイロットプログラムの目的は、多彩な分野の人材を集めて問題解決に取り組む収束的アプローチが、高い利益につながる可能性のある研究分野を特定することである。
 
特に、今回の採択プロジェクトは、①「オープンナレッジ・ネットワーク(Open Knowledge Network)」の構築 ②人工知能(AI)を使用して人材と将来就く職業とを結び付ける「AIと将来の職(AI and Future Jobs)③AI・データ科学・予測分析などの未来技術に関連する職に必要な職能を習得しようとする労働者に対する支援を雇用主に義務付ける、イノベーティブなアプローチを開発する「米国才能エコシステム(National Talent Ecosystem)」の3分野に重点を置いている。
 

National Science Foundation: NSF Convergence Accelerator awards bring together scientists, businesses, nonprofits to benefit workers

地域 北米
アメリカ
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