国立衛生研究所（National Institutes of Health：NIH）は2019年1月16日、オール・オブ・アス研究プログラム（All of Us Research Program）の下で、プログラム参加者が着用型身体活動測定・記録機器「フィットビット（Fitbit）」のアカウントを使用してデータ共有を可能とする「フィットビット・ブリング・ユア・オウン・デバイス（Fitbit Bring-Your-Own-Device：BYOD）」プロジェクトを立ち上げたことを明らかにした。
 
本プロジェクトは、アンケート調査・電子衛生記録・バイオサンプルなどを通して、参加者が健康関連情報を提供するという従来の手段に加えて、データ共有手段を提供するもので、データ収集のためのデジタル衛生技術統合において、同プログラムにおける重要なステップとなる。デジタル衛生技術は、身体活動・睡眠・体重・心拍数・栄養・水分摂取量など、病院・診療所以外でのデータを収集するためのもので、プログラム参加者の健康に関してより総合的な情報収集が可能となる。
 
なお、フィットビットによるデータ共有を希望する同プログラム参加者は、NIH：All of Us Research Program Expands Data Collection Efforts with Fitbitから参加者ポータルへのログインが可能。
 
2019年1月16日
 
National Institutes of Health：All of Us Research Program Expands Data Collection Efforts with Fitbit