国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は11月30日、今後7年間に亘って4つのNIH HIV臨床試験ネットワークを
主導する臨床研究者及び研究機関を発表した。
これらのネットワークは、以下の4つで、HIVの蔓延に対抗する手段獲得の加速に必要な革新的且つ有効な臨床研究を実施する。
- フレッド・ハッチンソンがん研究センターが主導する「HIVワクチン試験ネットワーク(HVTN)」
- ファミリー・ヘルス・インターナショナルが主導する「HIV予防試験ネットワーク(HPTN)」
- カリフォルニア大学ロサンゼルス校が主導する「エイズ臨床試験グループ(ACTG)」
- ジョンズホプキンス大学が主導する「国際母子青少年エイズ臨床試験ネットワーク(IMPAACT)」
それぞれのネットワークは、リーダーシップ・運用センター(LOC)が主導し、研究センター(LC)及び統計データ管理センター(SDMC)
が含まれる。
また、NIAIDは、HIV臨床試験ユニット(CTU)として米国内外の研究機関35組織に助成を行う。これら35のCTUは、ネットワーク内で臨床試験を
実施するために、科学的・行政的な専門知識及びインフラを提供することになる。
1つのCTUは最大で8つの臨床試験施設を支援し、全体で北・南米、アフリカ、アジアの18カ国に所在する計101の施設を支援する。なお、初年度は、
ネットワーク支援に向けて、NIAID及びパートナーとなるNIH傘下機関が3億7,530万ドルを拠出する計画である。
NIH HIV臨床試験ネットワークのCTUリストは、こちら から閲覧可能。
11月30日
National Institutes of Health: NIH announces restructured HIV clinical trials networks
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |
研究支援 | 研究助成・ファンディング |